聴力検査

こんなお悩みはありませんか?

  • 最近、テレビの音量を以前より上げないと聞こえにくくなってきた
  • 子供が呼んでもなかなか振り向かない。聞こえているか心配
  • 健診で「聴力が低下しているかもしれない」と言われた
  • 小学校の聴力健診で再検査を勧められた
  • 耳鳴りがするようになった。聴力が落ちていないか確認したい
  • 中耳炎が治った後、耳の聞こえが戻っているか確かめたい
  • 高齢の親が「話しかけても聞こえない」「聞き返すことが増えた」と感じている
  • 補聴器が必要かどうか、まず専門的に調べてもらいたい

「聞こえにくい」と感じていても、「年のせいかな」「気のせいかも」と放置してしまう方は少なくありません。しかし聴力低下は早期に発見・対応することで、その後の生活の質を守ることにつながります。気になる症状があれば、まず耳鼻咽喉科で聴力検査を受けられることをおすすめします。

聴力検査とは

聴力検査とは、どの程度の音が聞こえているかを測定する検査です。音の大きさ(音圧レベル:dB〈デシベル〉)と音の高さ(周波数:Hz〈ヘルツ〉)を組み合わせてさまざまな音を聞いていただき、どの音域でどの程度の音量から聞こえるかを調べます。

聴力検査は痛みや放射線被曝などを伴わない、身体への負担がほとんどない検査です。「検査は怖い」「何をするのかわからなくて不安」という方も、安心して受けていただけます。

聴力検査の結果は「オージオグラム(聴力図)」と呼ばれるグラフに記録されます。このグラフをもとに、聴力低下の有無・程度・どの音域に問題があるか・難聴の種類(伝音性難聴・感音性難聴・混合性難聴)を判断します。難聴の種類によって原因や治療方針が異なるため、正確な評価が重要です。

当院では、耳鼻咽喉科専門の聴力検査機器を用いて検査を行っています。「聞こえにくい気がする」「耳鳴りが続いている」「健診で引っかかった」という場合は、まずご相談ください。

聴力検査でわかること

聴力検査では、以下のことを調べることができます。

  • 聴力低下の有無と程度(正常・軽度・中等度・高度・重度難聴などの評価)
  • どの音域(高音・低音)に聞こえにくさがあるか
  • 難聴の種類(伝音性・感音性・混合性)
  • 中耳炎
  • 耳垢栓塞
  • 突発性難聴
  • 加齢性難聴などの疾患の評価
  • 補聴器の必要性の判断
  • 治療後の聴力回復の経過確認

難聴の種類

聴力検査の結果から、難聴は大きく以下の3種類に分けられます。

伝音性難聴(でんおんせいなんちょう)

外耳・中耳など、音を内耳に伝える経路に問題が生じることで起こる難聴です。外耳道が耳垢でふさがれる耳垢栓塞・鼓膜に穴が開く鼓膜穿孔・中耳炎・滲出性中耳炎などが代表的な原因です。伝音性難聴は原因を治療することで改善することがあります。

お子様に多い滲出性中耳炎は、中耳に液体がたまることで音が伝わりにくくなり、伝音性難聴を引き起こすことがあります。「子供が聞こえにくそうにしている」「テレビの音量が大きくなった」という場合、滲出性中耳炎による伝音性難聴が隠れていることがあります。

感音性難聴(かんおんせいなんちょう)

内耳(蝸牛)や聴神経など、音を感知して脳へ伝える経路に問題が生じることで起こる難聴です。突発性難聴・加齢性難聴・ムンプス難聴・騒音性難聴・メニエール病などが代表的な原因です。感音性難聴は伝音性難聴と比べて治療が難しいことがあり、早期発見・早期対応が重要です。

混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴の両方の要因が重なって起こる難聴です。慢性中耳炎が長期化した場合などに起こることがあります。

当院で行う主な聴力検査

純音聴力検査(オージオメトリー)

最も基本的な聴力検査です。防音された検査室でヘッドフォンをつけていただき、さまざまな高さ・大きさの音を聞いてもらい、聞こえた場合にボタンを押していただきます。気導聴力検査(ヘッドフォンで音を聞く)と骨導聴力検査(振動を骨から直接内耳に伝える)を組み合わせることで、難聴の種類を判断することができます。

成人・学齢期以上のお子様に適した検査方法です。検査時間は通常15〜30分程度です。

ティンパノメトリー(鼓膜の動きの検査)

外耳道に小さなプローブ(耳栓)を入れて、鼓膜の動き方を測定する検査です。痛みはなく、数分で完了します。中耳炎・滲出性中耳炎・耳管機能の評価に役立ちます。特に「中耳に液体がたまっているかどうか」を確認するうえで有用な検査のひとつです。

語音明瞭度検査→補聴器になるので掲載しない

言葉の聞き取りやすさを調べる検査です。録音された言葉を聞いてもらい、どのくらい正確に聞き取れるかを評価します。純音聴力検査で測定した聴力と、実際の言葉の聞き取り能力を比較することで、補聴器の効果の予測や聴覚リハビリの方針決定に役立てることがあります。

聴力検査が必要なタイミング

以下のような場合は、聴力検査を受けられることをおすすめします。

  • 「最近聞こえにくくなった気がする」という自覚がある
  • テレビの音量が以前より大きくなった
  • 会話の中で聞き返すことが増えてきた
  • 耳鳴りが続いている
  • 突然耳が聞こえにくくなった(突発性難聴が疑われる場合は特に早急な受診が必要です)
  • 中耳炎の治療後、聴力が回復しているか確認したい
  • お子様が小学校の聴力健診で再検査を勧められた
  • お子様が呼んでも振り向かない
  • テレビに近づいて見る
  • おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)にかかった後(ムンプス難聴の確認)
  • 補聴器の装用を検討している

お子様の聴力検査について──「子供の聞こえ」が気になる親御さんへ

「子供が呼んでも振り向かないことが多い」「テレビの音量をいつも大きくしている」「保育園の聴力健診で引っかかった」——こうした親御さんのご不安を当院でもよくお聞きします。

お子様の聴力低下は、言語の発達・学習・コミュニケーションに大きく影響することがあります。お子様の聴力に関して、以下のようなサインが見られる場合は一度聴力検査を受けられることをおすすめします。

  • 名前を呼んでも振り向かないことが多い
  • テレビに近づいて見る、音量を大きくしたがる
  • 話しかけると「え?」と聞き返すことが多い
  • 小学校の健診で聴力の再検査を勧められた
  • 中耳炎を繰り返している、または滲出性中耳炎と言われたことがある
  • おたふくかぜにかかった後から耳の聞こえが変わった気がする

「子供の聴力検査は痛い?怖い?」と心配される親御さんも多くいらっしゃいますが、聴力検査は痛みを伴わない安全な検査です。年齢に合わせた方法でできる限り楽しく受けていただけるよう努めていますので、お気軽にご来院ください。

聴力検査の結果と、その後の対応

聴力検査の結果をもとに、以下のような対応をご提案することがあります。

原因疾患の治療

耳垢栓塞・中耳炎・滲出性中耳炎など、治療によって改善が見込める原因が判明した場合は、その治療を行います。治療後に再度聴力検査を行い、回復の状態を確認します。

経過観察

軽度の聴力低下や、加齢による変化の初期段階では、定期的な聴力検査で経過を見ていくことがあります。

専門医療機関へのご紹介

感音性難聴・高度難聴・原因の特定が難しいケースでは、より専門的な検査や治療のできる医療機関へのご紹介を行うことがあります。

補聴器の検討

日常生活に支障が出る程度の聴力低下が確認された場合は、補聴器の検討をご案内することがあります。補聴器の装用にあたっては、聴力検査の結果をもとに専門家(補聴器販売店の認定補聴器技能者など)と連携してご提案します。

よくあるご質問

健診での聴力再検査の通知を受けた場合は、なるべく早めに耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。健診での簡易検査は精度に限りがあるため、再検査となっても必ずしも難聴があるとは限りませんが、滲出性中耳炎・耳垢栓塞など治療で改善できる原因が見つかることがあります。お子様の聴力低下は言葉の発達や学習にも影響することがあるため、「様子をみよう」と放置せず、専門的な聴力検査を受けていただくことが大切です。当院では年齢に合わせた聴力検査を行っていますので、お気軽にご来院ください。
標準的な純音聴力検査は15〜30分程度で完了することが多いとされています。ティンパノメトリーや語音明瞭度検査なども組み合わせる場合は、もう少し時間がかかることがあります。お子様の場合は年齢や状態によって検査時間が前後することがあります。当院ではLINEおよびWebから事前のご予約が可能ですので、お待たせする時間を短くするためにも、事前にご予約のうえご来院いただくことをおすすめします。
はい、「なんとなく聞こえにくい気がする」「気のせいかもしれないが確認したい」という程度でも、ぜひ聴力検査をお受けください。聴力低下は自覚しにくいことが多く、「気のせい」と思っていても実際に低下が始まっているケースは少なくありません。特に突発性難聴のように早期治療が重要な疾患は、発症から時間が経つほど回復が難しくなることがあります。「大げさかな」と思わずに、気になったときにすぐ検査を受けることが、聴力を守るうえで大切です。
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